サニブラウン100m9秒台連発で 五輪リレー走者選考は大混戦

公開日: 更新日:

■NCAAの横やり

 米国の大学スポーツを管轄するNCAA(全米大学体育協会)は米国人、外国人留学生を問わず、競技活動よりも学業や健康状態を優先させる。単位が取得できず、進級が危うい場合、トップアスリートであっても、大会出場などを認めないケースもある。男子バスケットボールでは、今年のNBAドラフトで1巡目指名候補の八村塁(21=ゴンザガ大)が全試合に帯同できなかったのは、大学の講義を優先させるNCAAの意向があったからだといわれる。サニブラウンの代表活動が不適当と判断されれば、日本への帰国を許可されない可能性もある。

 サニブラウンの成長は、米国留学抜きには語れないものの、日本のリレー強化はNCAAのさじ加減次第というのも皮肉なもの。留学生の好記録連発は陸連にとっては難問となりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界