サニブラウン100m9秒台連発で 五輪リレー走者選考は大混戦

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■NCAAの横やり

 米国の大学スポーツを管轄するNCAA(全米大学体育協会)は米国人、外国人留学生を問わず、競技活動よりも学業や健康状態を優先させる。単位が取得できず、進級が危うい場合、トップアスリートであっても、大会出場などを認めないケースもある。男子バスケットボールでは、今年のNBAドラフトで1巡目指名候補の八村塁(21=ゴンザガ大)が全試合に帯同できなかったのは、大学の講義を優先させるNCAAの意向があったからだといわれる。サニブラウンの代表活動が不適当と判断されれば、日本への帰国を許可されない可能性もある。

 サニブラウンの成長は、米国留学抜きには語れないものの、日本のリレー強化はNCAAのさじ加減次第というのも皮肉なもの。留学生の好記録連発は陸連にとっては難問となりそうだ。

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