ウッズ発言が発端 USGAのコース設定にトッププロから批判

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 かつてのトム・カイトやコーリー・ペービンのように非力でも、フェアウエーキープ率の高い選手に勝つチャンスがあった。

 だが、狭いフェアウエーと深いラフをなくしてしまえば飛ばし屋がますます有利になり、マスターズのようにグリーンを高速仕上げにするしか手がない。つまり全米オープンらしさが消えてしまう。

 キャリアグランドスラムに挑むフィル・ミケルソンは、「私は29回、全米オープンでプレーしているが、雨が降らないと(グリーンは硬くなって)対応できない。雨なしに、USGAはコースをどのように設定して良いのか何もわからないんだ」と辛辣だ。

 多くのトッププロが近年のUSGAのコース設定にフラストレーションをためており、一触即発といった状況なのだ。どうしてこんなことになってしまったのだろうか?

 米ツアー関係者は、「USGAはビジネスを重視して、全米オープンのブランドを高めようとしているのではないか?」と指摘する。ようするにテレビ映えのする設定だ。


 米国でテレビ視聴率が最も高いゴルフイベントはマスターズであり、全米オープンは後塵を拝している。

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