著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ストレス?弱者蔑視? 海外でも話題の「butsukari=ぶつかり」

公開日: 更新日:

 このところ日本でよく話題にのぼる「ぶつかり」が、英語圏でもニュースになりました。東京の路上で少女が突然押し倒される映像が世界中に拡散し、知られざる日本の素顔にスポットが当たっています。

 取り上げたのは、アメリカの若い読者にも広く読まれている英ガーディアン紙。渋谷スクランブル交差点で、台湾から来た少女が写真を撮っていたところ、後ろから来た女性に突然押されて転倒。女性はそのまま歩き去りました。この動画はインスタグラムで100万回以上再生され、大きな波紋を呼んだと伝えています。

 さらに記事では、2018年に新宿駅で女性に次々ぶつかる男の動画が拡散し、「ぶつかり男」という言葉が広く知られるようになった経緯にも触れています。また、2024年に2万1000人の男女を対象に行った調査によると、14%が「ぶつかり」の被害に遭ったことがあるというデータも紹介しています。

 特徴的なのは、被害者の多くが女性や子どもであることです。わざとぶつかる相手として、自分より弱く反撃しにくい相手が選ばれやすく、英語圏ではこれをミソジニー(女性嫌悪)の一形態として見ることも少なくありません。

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