巨人は“技巧派左腕”が飽和状態…田口麗斗に西武が熱視線

公開日: 更新日:

「田口は開幕から1カ月も二軍にいたでしょう。いくつかの球団の関係者が視察していました。特に西武は熱心でした。7月いっぱいが期限のトレードのためでしょう。2年連続2ケタ勝利の実績があり、故障をしているわけでもない。何よりまだ23歳と若い。二軍のジャイアンツ球場では、西武だけでなく、他球団の編成担当者も『間違いなくいい投手。使わないなんてもったいない』と田口が注目を集めていました。問題は原監督が出すかどうかですが……」

 巨人は左腕が飽和状態だ。

 田口の他に先発ローテにはメルセデス、今村が入っている。救援陣では抑えの中川、高木。それ以外にも、ドラフト1位ルーキー高橋、池田といった同じような技巧派左腕がズラリ。高橋由伸前監督時代は頼りにされた田口も、最近はこの中に埋没しつつあるのが実情だ。

「西武は先発もリリーフも弱い。不調の榎田、故障の内海が二軍調整中。首脳陣はこの2人の左腕をキャリアのある先発として期待していたこともあり、先発ができる左腕は喉から手が出るほど欲しい。西武は打撃のチーム。野手の層は厚く、交換要員になりそうな野手は何人かいそうです」(前出の関係者)

 原監督の構想から外れた瞬間、他球団が田口に群がりそうである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  4. 9

    高市早苗総裁はまだ首相じゃないのに閣僚人事?「内閣の要」官房長官に“激ヤバ”木原稔前防衛相のワケ

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言