ヤ軍田中が初戦に先発 MLB“野球不毛”ヨーロッパ進出の勝算

公開日: 更新日:

 英国人は野球を一塁に行けば1点、二塁で2点、三塁で3点、本塁で4点入るスポーツだと思っている――ひと昔前にはこんな笑い話があったほど。それどころか英国には打ったら右に走ることすら知らない人がごまんといるそうだ。

 野球に関して言えばそんな不毛の地で29日(日本時間30日)から公式戦を行うのがMLB。しかもヤンキース対レッドソックスというメジャー屈指の好カードをもっていく。試合は2012年ロンドン五輪のメインスタジアムであるロンドンスタジアムで行われ、ヤンキースの田中将大(30)は初戦に先発する。

「ヨーロッパ進出の構想自体は90年代からありました。WBCとどちらが先に行われるか注目されたくらいですが、さすがにヨーロッパは難しいだろうと。ただ、NFL(アメリカンフットボール)がロンドンに進出して、現地にいる米国人以外の観客まで集めて成功しました。いまでは毎年3試合ほど行うようになった。MLBとしてはNFLに後れを取ってはいられない、やらないよりやった方がいいと、赤字覚悟でロンドン開催を決定したのです」(アメリカ野球愛好会代表で名城大准教授の鈴村裕輔氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!