中日・根尾と二軍首脳陣に聞いた プロ5カ月目の“現在地”

公開日: 更新日:

 石井二軍打撃コーチは成長の跡をこう見る。

「高校時代は投手もやっていて、プロに入って野手に転向したようなもの。当初はとにかく振ってやろうという感じで、体が反り返って打っていたが、打つポイントがより体の前になってきて、自分のポイントで捉えようという意識が出てきた」

■最多67三振の打撃を自己分析

 根尾が言う。

「当初は自分がこうしたいということがありましたけど、今はできることにフォーカスして。いきなり難しい球を捉えるレベルまで求めてしまうと、どうしても捉えきれないことがある。打てる球をしっかり確実に仕留めきることが第1段階。初球から打ちにいって安打になることもあれば、ストライクからボールになる球を空振りすることもある。振りにいけている面は全然マイナスではないですが、打てる球というか、ストライクゾーンの低い球でも際どい球でも、打ち終わった後に捉えきれたと言えるようなスイングが増えてきたらいいなと思います。やっぱり仕留めないと(相手にとって)怖くないので、仕留める力は練習で上げていくしかありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗