貴景勝に休場のススメ 狙うべきは目先より“その先の10勝”

公開日: 更新日:

 カド番の7月場所を休場すれば、大関から陥落する。が、先場所の栃ノ心がそうだったように、大関には陥落直後の場所で10勝すれば、元の地位に復帰できるという特例がある。

「10勝というハードルは決して低くない。ならば、7月場所を最低8勝で勝ち越して、カド番から脱出したいと貴景勝は考えたのではないか。ただ、『力士は稽古が仕事』という言葉もある。もし、今場所も負傷するようなら、力士生命にもかかわる。目先の8勝より、休養十分の9月場所で10勝を目指すべき」(ある親方)

 師匠の千賀ノ浦親方も、稽古を再開した弟子について、「そんなに甘くない。本人と話す」と、本場所出場を懸念している。大関といっても、まだ22歳の若者。誤った判断だけはしてほしくないが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性