鹿島安部にバルサからオファー 久保レアル入りの意趣返し

公開日: 更新日:

 ある意味「久保以上の衝撃」だった。鹿島の20歳MF安部裕葵の元に3日、スペインの名門バルセロナから移籍オファーが届いたことがわかった。

 6月14日に発表された18歳MF久保建英レアル・マドリード入りは、バルサの下部組織出身の久保が<よりによって宿敵レアル入り>という意味合いもあり、世界中から注視された。そして安部のバルサ移籍報道である。

 確かに将来性豊かなMFだ。広島・瀬戸内高から2017年に鹿島入り。18年12月のクラブW杯準決勝のレアル・マドリード戦などで好パフォーマンスを披露して知名度を上げた。もっとも背番号10に昇格した今季は調子が上がらず、J13試合中スタメンは6試合。ゴールもわずかに1。それだけに「バルサからの移籍オファー」にはサッカー界もビックリなのだ。

「レアルもバルサも世界に名だたるビッグクラブだが、お互いのライバル心が激し過ぎて第三者から見ると<子供じみた意趣返し>をやることがしばしば。たとえば久保です。バルサにはレアルに横取りされた感覚しかなく、不快感を覚えた上層部が『将来性豊かな若き日本人MFを引き抜いてこい。レアルに我が物顔をされたくはない』と現場に指令を出した――とスペインではもっぱら」(サッカー関係者)

 久保のレアル入りがなかったら、バルサは安部にオファーを出さなかったかも知れない。安部の気持ちはバルサに傾いているというが、世界屈指の名門で活躍できるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及