コパと女子W杯の決勝で見えた 日本サッカーに足りないもの

公開日: 更新日:

 南米選手権(コパ・アメリカ)決勝はホスト国のブラジルがペルーを3―1で下し、12年ぶり9回目の南米チャンピオンの座についた。

 エースFWネイマール抜きのブラジル。どうしても選手の小粒感は否めないが、攻守ともにペルーを圧倒。前半15分の先制点をアシストし、アディショナルタイムに貴重な追加点を奪ったFWジェズスが後半25分、2枚目のイエローカードを提示されて退場処分となったが、それでもペルーに試合をひっくり返す力はなく、ブラジルが順当に勝利を収めた。

「コパの決勝戦で日本サッカーに必要なものが分かりました」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が続ける。

「ペルーは力負けでしたが、ずる賢い試合運びが印象的でした。ブラジルの選手にわざと体をぶつけたり、反則スレスレで突破を阻止するシーンが目立ちました。W杯など国際大会を勝ち上がるには、ずる賢いプレーが必要となります。日本も身に付けるべきでしょう」

 女子W杯フランス大会の決勝は、世界ランク1位のアメリカが同8位のオランダを予想通りに打ち負かし、最多記録を更新する4回目の世界王者に輝いた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後