錦織圭4大大会5連続8強 好調の裏に“恋人との一軒家ステイ”

公開日: 更新日:

 ここまでは相手も楽だった。

 世界ランク7位で第8シードの錦織圭(29)は、4回戦で同58位のククシュキン(31=カザフスタン)と対戦。過去8戦全勝の相手をセットカウント3―1で退け、2年連続の8強進出を決めた。4大大会は昨年のこの大会から5大会連続のベスト8入りである。

 この試合の前に行われた女子シングルス4回戦が今大会史上最長を記録。試合開始が遅れ、難しい調整を強いられ、第2セットは今大会初めてセットを落とす苦しい展開。その後は競り合いを制して2時間43分の戦いにケリをつけた。

 1回戦の相手は予選勝者で同113位、2回戦55位、3回戦71位。そしてこの日の相手は58位。かなりの格下相手を難なく退け、グランドスラムで4回戦を突破してのベスト8進出は5大会連続だ。優勝こそないが、大舞台で安定した成績を残している。

「今大会ほど安定したプレーは本当に久しぶりです」と、あるマスコミ関係者がこう言う。

「4回戦進出は通算20回目でしたが、1セットも落とさずに勝ち進んできたのは、相手の(途中)棄権を除けば今回が初めて。ドローに恵まれたとはいえ、好調なのは間違いない。昨年はこの大会初のベスト8入り。そのイメージが残っているのと、全仏で痛めた右腕が完治していないため先月の前哨戦(ノベンティ・オープン)を捨てたことが良かった。3回戦が終わった時、『今年はセンターコートがやりやすい』と語っていたのも、フェデラー戦を意識していたからでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異