錦織圭ウィンブルドン3回戦へ 初戦に続き省エネ勝利の裏側

公開日: 更新日:

「ストレートで勝ててよかった。いいプレーができたし、特に最終セットは完璧な内容だった」――。

 ウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦で圧勝した錦織圭(29)が満足そうな表情を見せた。

 この日は世界ランキング55位のキャメロン・ノーリー(23=英国)相手に終始、圧倒した。鋭く正確なフォア、バックを繰り出し、武器であるネットプレーでは巧みなラケットさばきを何度となく披露。地元の英国選手を、わずか1時間48分で退け、初戦(2時間10分)に続くストレート勝ちで3回戦進出を決めた。

 試合後の錦織は「プレーがすごい安定して自分がミスをしなさそうだと感じたのは3セット目。2、3ゲーム目ぐらいにミスなくプレーできそうだ、という感覚があった」と、手応えを口にする余裕も見せた。

「昨年、芝でのプレーが分かったような感覚があった。それがリラックスできる要因のひとつかもしれない」と自己分析した通り、フィジカル、メンタル両面での充実が好調につながっているようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ