錦織圭はウィンブルドン初戦突破 体力温存どこまで続くか

公開日: 更新日:

 上々の滑り出しだ。

 錦織圭(29=世界ランク7位)は、予選から勝ち上がってきたT・モンテイロ(ブラジル=同113位)に6―4、7―6、6―4でストレート勝ち。8年連続で2回戦に進んだ。

 第10ゲームで初めてブレークを許した第2セットこそてこずったが、サービスゲームでは常に安定したプレーを見せ、格下を2時間10分で退けた。

 準々決勝でナダルにストレート負けを喫した全仏では2回戦から試合時間は3時間超えとなり、3回戦も4時間26分の長時間ゲーム。日没順延となった4回戦は2日がかりで3時間55分。ストレート負けした準々決勝のナダル戦はすでにガス欠状態だった。

 4大大会でベスト4以上を狙うには、3回戦までなるべく体力を消耗させず、2週目に入らなければならない。全仏のような戦い方ではスタミナが持つわけがない。右上腕の痛みで2週前の前哨戦「ATP500 ハレ」を欠場しているなら、なおさらだろう。ちなみにこの大会で初めてベスト8入りを果たした昨年の錦織は、3回戦まで3時間を超える試合はなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋