全仏QFナダルに完敗…錦織圭を海外メディア総スカンの深層

公開日: 更新日:

 13時間22分の錦織圭(29=世界ランク7位)に対し、ラファエル・ナダル(33・スペイン=同2位)は9時間8分――。

 これ、2人が準々決勝で対戦するまでの4試合に要した試合時間の合計だ。錦織はつまり、ナダルより4時間以上も長くコート上を走り回っていたことになる。

 錦織のナダルとの対戦成績は通算2勝10敗。2勝はいずれもハードコートで、今回の全仏と同じクレーコート(赤土)では4戦全敗。実力差に加えて、コートの特性を考慮しても絶対不利。おまけに疲労度も大差があるわけで、一方的な展開になったのも無理はない。第3セット途中の降雨中断を経て1―6、1―6、3―6でナダルに完敗。自身初の全仏4強入りはならなかった。

■フェデラーの席取り

 さて、その錦織がアリス(同151位=フランス)にストレート勝ちした1回戦終了後のことだ。

 錦織が会見を行うメインの会見場は、珍しく外国人記者であふれ返った。1回戦に続いて2回戦の相手も地元フランスのツォンガ(同82位)。フランスをはじめとする海外メディアが話を聞きにきたのかと思ったら、会見中に英語の質問が飛ぶわけではない。おまけに彼らは、錦織の会見が終わっても、部屋を出ようとしなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?