原監督高笑い 巨人に9.5差独走折り返し許す虎鯉の体たらく

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「絶体絶命の無死三塁から開き直って2死まで持ってきた。それが、3番のロペスを申告敬遠したことで中村恭が考える時間ができてしまった。なぜ無心のままロペスと勝負させなかったのか。わざわざ筒香勝負では、大事にいかざるを得ない。必然のサヨナラ負けでした」(同OB)

 この時はまだ首位巨人と2.5ゲーム差だった。「この結果に対しては、いい采配ができなかったということ」と緒方監督は采配ミスを認めていたが、このあたりから歯車が狂い出したのは間違いない。

 これで1999年以来となる20年ぶりの11連敗。一方の巨人は今季も広島に4勝6敗1分けと唯一負け越している。巨人が直接叩いたわけではないのに宿敵が勝手に沈んでいく。就任3度目の原監督は開幕前から「僕の中で(リーグV3中の)広島が強いイメージはないんだよね」と繰り返してきた。まさにその通りの展開に、笑いが止まらなくて当然である。

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