山口抹消は転落の合図? 巨人「逆メークドラマ」に現実味

公開日: 更新日:

 巨人のエース格が消えた。山口俊(32)が1日、出場選手登録を抹消された。

「右肘の周囲の筋肉の張りを訴えたため」(球団広報)で、宮本投手総合コーチは「僕はそこまで長くかかることはないと思う。最短10日で僕は待ってますけど、それを『10日後に頼むぜ』って言っても焦るだけ。1回(ローテを)飛ばして帰ってきてくれれば」と言い、原監督は「早めの夏休み。10日間で帰ってくることを期待している」と揃って軽症を強調したが、表情は暗かった。

 山口は今季、11勝2敗、防御率2.55、勝率・846、131奪三振とリーグ4冠の成績でフル回転してきた。7月30日の広島との大事なカード初戦で先発し、八回途中5失点。勝利投手になったばかりだった。

 試合前、広島ベンチは「山口が抹消? 肘? 勝ち頭ですもんね。巨人やばいっすね」「うちらが粘っていけば、巨人はジワジワ落ちてくるかもしれませんね」などと追い上げムードが漂った。広島の畝投手コーチは「おとといの試合、肘が下がっていたからね」と山口の投球に異変を感じたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性