日本柔道は丸裸…東京五輪惨敗なら他競技に“負の連鎖”必至

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 東京五輪で最軽量級が初日からメダルを逃すようなことにでもなれば、代表チームは重苦しい雰囲気に包まれて負の連鎖が起きかねない。

 日本オリンピック委員会(JOC)は金メダルの目標を史上最多の30個と設定している。五輪が近づくにつれて、有力選手たちの重圧は増すばかりだ。

 JOC会長の山下氏の出身競技である柔道が初日(7月25日)からコケれば、柔道だけでなく、他競技のメダル候補にもいらぬプレッシャーがかかる。

 今年3月に柔道は、スポーツ庁から東京五輪に向けて重点支援する23競技の一つに指定され、レスリング体操バドミントン空手とともに強化費を優先的に配分される「Sランク」に位置付けられた。全柔連2019年度収支予算書によれば、受取補助金等は3億8032万円(競技者及び指導者の育成)。巨額の強化費が国民の血税で賄われているだけに、ニッポン柔道は責任重大だ。

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