東京マラソン“大迫vs設楽”実現で…箱根駅伝超えの視聴率も

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 今は“首の皮一枚”だ。

 15日に行われたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で、優勝候補に挙げられていた設楽悠太(27)は、大逃げ策が失敗。14位に沈んだ。

 2020年東京五輪のマラソン代表枠はあと1つ。設楽はファイナルチャレンジ(12月福岡国際、3月東京、同びわ湖毎日)の中でも、18年に自身が日本記録を更新(当時2時間6分11秒)した東京に出場するのが濃厚とみられている。そこで大迫傑(28)の持つ日本記録(2時間5分50秒)を切れば代表に決まる。

 MGC3位で五輪キップを手にできなかった大迫傑は、ファイナルを走る必要はないとの声がある。日本記録を破る者が皆無なら、3人目の代表となるからだ。

■マスコミが煽って…

「でも、そういう決断ができますかね」と、テレビ局の関係者がこう続ける。

「設楽の力なら、東京で2時間5分台は可能とみる陸上関係者は多い。首の皮一枚の状態ともいえる大迫が3レースの結果待ちを決断しても、それはそれで勇気のいることだが、日本人というのは正々堂々のガチンコ勝負を好む。相手が落ちるのを黙って見ているのはスポーツマンとして、男としていかがなものかというのが本音でしょう。設楽との直接対決を実現させたいマスコミも、東京マラソンに出るよう大迫をけしかけるはずです。そんな雰囲気の中で、プロランナーが座して待つことができますか」

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