東京五輪マラソン“最後の1枠”を決めるMGCはこんなに不公平

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 最後の「1枠」は物議を醸すことになるか。

 2020年東京五輪マラソンの代表選考会(MGC=マラソングランドチャンピオンシップ)が15日、五輪とほぼ同じコースで行われる。男子31人は午前8時50分、女子12人は9時10分にそれぞれスタートする。

 このレースで男女とも上位2人が代表に決まる。問題は残る1人だ。

 男子は福岡国際(12月)、東京(3月)、びわ湖毎日(3月)で派遣設定記録の2時間5分49秒以内、女子はさいたま国際(12月)、大阪国際女子(1月)、名古屋ウィメンズ(3月)で同2時間22分22秒以内の最速選手が最後の切符を手にする。該当者がいない場合は、MGC3位が代表入りとなる。

 本来なら、MGCで3人の代表を決めるのが一番わかりやすい。だが、それでは来年3月までに行われる男女の主要3レースは五輪選考とは無関係となり、まったく注目されなくなってしまう。そこで最後の代表入りのチャンスを「MGCファイナルチャレンジ」として残したわけだ。しかし、最後の1枠に可能性を残した3レースはMGCとは条件が大きく異なる。

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