体づくりに強い拘り 佐々木の“ハードル”に尻込み球団続出

公開日: 更新日:

「40歳まで野球をやりたいです」

 3日、大船渡の佐々木朗希(3年)は、母・陽子さん、国保監督、そして吉田部長と計4人でヤクルトロッテとの面談に臨んだ。佐々木本人はロッテとの面談で、冒頭のように伝えたという。

 佐々木が終始気にかけていたのは、練習環境についてだった。面談した2球団に対し、練習施設のことを中心に質問。ヤクルトの斉藤スカウトは、「(寮の横にある)室内練習場は何時でも使えるのですか? という質問があった」と明かせば、ロッテの永野チーフスカウトも「練習施設のことを中心に質問があった」と話した。

 二軍寮や室内練習場の設備、二軍寮と一軍球場との距離、さらには球団ごとの育成プランについて、熱心に耳を傾けていたという。

 ロッテの永野チーフスカウトは、「高校生なので、体力について誰もが課題。そこをクリアしていければ日本を代表する投手になる。来年どうのこうのというより、体づくりがまずは大事で、体が一番。急に投げさせるということではなく、国保監督がやってきた育成スタイルを継続するような形になっていると説明した」と言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし