寝耳に水の「1位奥川」報道…G原監督“独善”でスカウト諦観

公開日: 更新日:

「長くスカウトをやっているけど、初めて見た時に鳥肌が立った選手は初めてだと話をさせてもらった」

 巨人は7日、大船渡の163キロ右腕・佐々木朗希(3年)の面談を同校で行った。

 球団の育成方針などを説明した長谷川スカウト部長は冒頭のコメントに続けて「目線をそらさず、時間を充実したものにしようという気持ちを感じた」と語った。

 4日のスカウト会議終了後、同部長は「ドラフト1位候補は8人。佐々木君、(星稜)奥川君、(明大)森下君はA評価の中でも上」と説明していた。

 さるチーム関係者がこう言う。

「部長をはじめとしたスカウト部は、佐々木の潜在能力に惚れ込み、密着マークを続けてきた。近い将来、ローテーションの一角どころか、球界を代表する投手になる。能力は一番との評価をしている。育成期間が必要だけど、スカウトの大半は佐々木1位で一致しているのに、会議は紛糾したようです。星稜が甲子園で準優勝したことで、『甲子園のスター』にこだわる球団の上層部がエースの奥川を強く推し、さらに“全権”原監督が『即戦力』を求めているからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも