アマ球界がフェースガード着用を“改造行為”と禁止する疑問

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 今年3月、全日本野球協会が高野連や大学野球連盟に「打者用ヘルメットの改造を禁止する」と通達しました。書面の中には「安全性能が明確でない」「視野の確保についての懸念」(フェースガードに関する当委員会の見解という項目)などと書かれています……よくここまで書いたなと。選手を守るためのものが、アマチュア野球界では「改造行為」という位置付け。C―FLAPがあることでボールがよけられないとか、視野が狭くなって、見えなくなるという考えです。

 熊本西の選手は顔面付近に向かってくるボールに背を向ける形でよけ、側頭部に当たって亡くなってしまった。もしフェースガードがあれば、そういうよけ方はしなかったんじゃないか。

 高野連としては「全員平等じゃないといけない」という考えがあるんだと思います。あるチームは着けているのに対戦相手は着けていないのはどうか、というのが言い分なのでしょう。こちらが提案しても、まったく議論にのってこない。神奈川県の高野連さんに掛け合ったときも、結局は外付けだからダメだと。一体型で付けてこいという話でした。

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