アマ球界がフェースガード着用を“改造行為”と禁止する疑問

公開日: 更新日:

【用具のプロが鳴らす野球界への警鐘】(上) 

 11月15日に明治神宮大会が開幕する。特に高校の部は「秋の甲子園」と呼ばれる注目度の高い大会だが、彼ら球児は誰一人「フェースガード」を装着していない。

 巨人の丸がかぶるヘルメットに外付けされ右頬を覆っているアレだ。プロ野球ではヤクルトの青木や広島の鈴木など内角を攻められやすい主力に浸透する一方、アマ球界では使用が禁じられている。

 昨年11月には死球による死亡事故が発生。熊本西の球児が練習試合で左側頭部に死球を受けて亡くなった。それでも全日本野球協会は今年3月、フェースガードの取り付け禁止をホームページで発表。「改造行為」と位置付けている。

 なぜ認められないのか。丸など多くの選手が使用するフェースガード「C―FLAP」(米マークワート社製)の輸入代理店を務めるカシマヤ製作所の西上茂社長に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

■またケガ人、死者が出たら高野連はどう説明するのか

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々