渋野日向子「異質の人間力」が女子ツアーをガラリと変えた

公開日: 更新日:

 これまで仏頂面でプレーしていた連中は、「自分」を変えなければ、ファンに見向きもされなくなるだろう。

■金メダルを取りたい

 さらに渋野はツアー終盤の伊藤園レディスで予選落ちすると、「賞金女王って私の口から言ってはいけない」と涙を流した。ところが、翌週の大王製紙エリエールで国内4勝目を挙げて、賞金女王争いを最終戦まで盛り上げた。これも渋野の意外性のひとつといえる。

 今季は約758万円差で賞金女王タイトルを逃してランク2位に終わったが、「これから来年の東京五輪代表に選ばれるように頑張って、選ばれたら金メダルを取りたい」(渋野)と抱負を語った。

 気負うことなく、自然体でゴルフファンをワクワクさせる人間力が渋野には備わっている。

【写真特集】賞金女王ならずも笑顔で締めた渋野日向子 リコーカップ最終日

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑