ヤクルト高津監督に聞く 奥川育成プランと4番村上の期待度

公開日: 更新日:

 二軍監督、一軍コーチを計6年間務め、今季から就任した高津臣吾監督。前年最下位からの巻き返しを図る新指揮官は、昨秋ドラフト巨人阪神との3球団競合の末に、奥川恭伸(星稜)の当たりくじを引いた。黄金ルーキーの育成プランをどう考えているのか。さらに、二軍監督時に入団し、昨季36本塁打で新人王になった3年目の村上宗隆(20)への期待度は。キャンプ地で話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ――前年最下位からの巻き返しのためには、12球団ワーストだった昨年のチーム防御率(4・78)の改善が必要不可欠ですね?

「そこを立て直せないと上に行けないと思っている。今いるメンバーでやっていくしかないので、底上げというか、レベルアップというか、それが一にも二にも大事になりますね」

 ――開幕投手は?

「何人かには絞ってはいますけど、実戦を見つつ決めていこうかなと思っています」

 ――即戦力として期待していた奥川が肘の炎症によって二軍スタートになった。

「奥川に関しては慌てることなく、じっくりとやっていきたい。ファームでいろんな経験をして、しかるべきタイミングが来たときに、こっち(一軍)に呼べたらいいなと」

 ―――高校時代に甲子園、U18で好投した逸材。すぐに使いたかったですか?

「まあ、即戦力で取りましたからね。昨年のドラフトで投手を強くしないといけないと思ったときに、一番それができる選手と思ったから指名したわけで、今はファームにいますけど、肘が治ってしっかり自分の投球ができたら、十分に一軍の戦力としてやってくれるとは思ってます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」