著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

欧州パンデミック宣言と中国人の“イタリア北部侵攻”を思う

公開日: 更新日:

 テレビからの映像を見ながら愕然としている。

 イタリアのロンバルディア州の州都ミラノは、有名ブランド品やファッションなどイタリア経済を支える一大商業都市でもある。世界的な観光名所にしてミラノの象徴でもある大聖堂ドゥオーモ、その前に広がるドゥオーモ広場、さらには北に隣接するミラノスカラ座につながるブランド品のアーケード街・ガッレリアは観光客であふれ返っているはずなのに……閑散としているではないか!

■20世紀の終わりから“侵攻”は始まっていた

 イタリアに初めて行ったのは、1990年のイタリアW杯だった。サッカー専門誌「サッカーダイジェスト」の記者としてグループリーグはミラノを拠点に、決勝トーナメントからはローマを拠点に記者3人、カメラマン4人の計7人で共同生活をした。

 借りていたアパートからは地下鉄と路面電車を利用してムッソリーニが作ったミラノ中央駅に向かい、そこからトリノ、ボローニャ、ヴェローナなどのスタジアムに移動した。

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