浦山監督の指導下 食って鍛えて強くなった富山商高の3年間

公開日: 更新日:

■浦山監督の手作りちゃんこ

 現在、富山商高で相撲部監督を務める上田龍弘氏も、浦山監督の教え子だ。

「私が朝乃山を初めて見たのは、彼が左ヒジを負傷した中学3年の大会。彼が高2のとき、私が教育実習で母校を訪れたんです。久々に見たら体が大きくなって、相撲も強くなっていましたね。当時は教育実習中なので彼とそこまで接したわけではありませんが……」

 上田監督は浦山監督の指導について、こう語る。

「厳しい方でした。情熱的だけど、練習はしんどい。その分、力がついてきたと実感できる。相撲がどんどん面白くなり、さらに練習にも身が入る。基本である、前に出る相撲を叩き込まれました。技術指導もありますが、基礎体力のトレーニングが多かったですね。練習で相撲を取ったあとに筋力トレーニング。稽古場は学校の近くに富山県体育協会の相撲場があり、そこを使用していました」

 力士は食事も稽古だといわれている。浦山監督も体づくりのため、定期的に部員に食事を振る舞うことがあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状