高校野球春季県大会で快進撃「日本ウェルネス沖縄」って?

公開日: 更新日:

■東京六大学野球は縮小傾向

 東京六大学野球連盟は5日、臨時理事会で今春リーグ戦を5月下旬に延期、順位を1試合総当たりの勝率で争うことを決めた。

 通常の2戦先勝による勝ち点制ではなく、他の5大学と1試合ずつ、リーグ全体でも計15試合になるこの方式は1946年春以来、実に74年ぶりとなる。今月中は全大学がオープン戦を行わないことも決まるなど、いずれも折からのコロナ禍の影響によるものだ。高校、大学、社会人も試合を自粛するところが多い中、れっきとした公式戦を行っているのが高校野球の春季沖縄県大会だ。

 5日、準々決勝2試合が行われ、宮古と日本ウェルネス沖縄の2校が準決勝に進出。中でも高校野球関係者の間で話題になっているのが、この日、知念を7―2で下した日本ウェルネス沖縄だ。3回戦で甲子園常連校の興南にコールド勝ち。初戦から圧倒的な力で勝ち上がっているからだ。

「全日制高校に通っていない生徒が高卒資格を取得するための高校で、野球部は昨年8月に五十嵐康朗監督が指揮を執るようになってメキメキ強くなった。五十嵐監督は青森山田の監督、部長として10回甲子園に出場。日大のコーチとして大学選手権準優勝にも貢献しています。教え子には巨人の村田二軍野手総合コーチ、楽天の館山二軍投手コーチ、中日の京田、オリックスの吉田一らがいます」とアマチュア野球担当記者。

 高校野球ファンは学校名を覚えておいて損はないかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  5. 5

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  1. 6

    【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ!」

  2. 7

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  3. 8

    阪神・藤川監督「取材拒否」「黙とう不在」の舞台裏…岡田前監督とのハレーションに周囲ヒヤヒヤ

  4. 9

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  5. 10

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  4. 4

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 5

    フジテレビにとって“CMスポンサー撤退”より危険な「致命的リスク」とは? 企業危機管理の専門家がズバリ

  1. 6

    “天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明を

  2. 7

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  3. 8

    巨人の50億円助っ人マルティネス 真面目でお人よしなだけに深刻な「2つの重圧」

  4. 9

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  5. 10

    リアル店舗にこだわり続けるホビーショップ 経営危機からのV字回復は「脱 安売り」だった