著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

コンサドーレ札幌の心意気に比べて永田町は…バチ当たれ!

公開日: 更新日:

全選手合わせて総額1億円の年俸を自主返納

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でJリーグが公式戦を中断する中、コンサドーレ札幌の全選手がクラブに年俸の一部、総額約1億円の自主返納を申し入れた。

 コンサドーレ野々村社長は感涙にむせび、

「困難な時に、みんなで乗り越えていこうという申し出に勇気をいただいた。選手諸君の心意気は力になります。ありがたい話なんだけど、今すぐにそれを始めようではなくて、クラブとしても何とか経営を立て直す努力をする中で、引き続き選手と話をしながら、お互いに危機を乗り越えられるようにしたい」

 いい話だなあ!

 まず、プロスポーツ選手は個人事業主。全国的なイベントの中止で収入が減る。減るのを覚悟で、オレらはいいからクラブ再建のために使ってくれと、手を挙げる選手たちの心意気はどうだい?

 プロはゼニもらってなんぼ。決まっていた仕事が全キャンになって先はまったく見えない。収入の減った世帯には一律お上から30万円下しおかれる? ついては収入が減った証明を自己申告せよ? バカ言ってんじゃねえよ。潰れたイベント屋が末端一人一人のフリーランスに、「いくら支払う予定でした」なんて書いてくれるわきゃねえだろ。自己申告だぁ? ふざけろや。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋