田嶋幸三JFA会長 新型コロナ感染経緯とその後の差別と偏見

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 そんな田嶋会長には笑うに笑えない話がある。「たとえば感染症患者を受け入れている病院で働いている医師や看護師さんたちの家族が、これまでと違うような目で見られ、肩身の狭い思いをする必要はありません。これは、誤解のないように伝えたいのですが、私が感染を公表したことで宅配便業者の配達員さんが、自宅マンションのドアの前に荷物をそっと置くようになった。でも、これってしょうがないと思うんですよ。僕自身は何とも思っていないし、全然大丈夫なのですが、何て言ったらいいのか……ある意味、こういうのは偏見ですし、差別ですよね」

■「氏名を公表したのは公人としての責任」

 そもそもあえて名前を公表したのは、確固たる思いがあったからだ。

「新型コロナは未知のウイルスです。PCR検査で一度は陰性だった人が陽性になる人もいます。それが、再感染なのか、別のウイルスなのか、まったく分かっていない。なので私は今、自主隔離しているわけですが、名前を公表するに当たって家族に迷惑を掛けることは覚悟した。仕方のないことですが、風評被害はあります。それでも公人としての責任もありますし、濃厚接触者にいち早く感染したことを知ってもらいたいと思いました」

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