田嶋幸三JFA会長 新型コロナ感染経緯とその後の差別と偏見

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■プレゼンがなければ行かなかった

 改めて田嶋会長の<感染経路>を振り返る。

 2月29日に北アイルランド・ベルファストで開催されたIFAB(国際サッカー評議会)の会議(サッカーのルールを決める唯一の意思決定機関による会議)に参加。続いて3月2、3日にオランダ・アムステルダムで開催されたUEFA(欧州サッカー連盟)の理事会と代表者会議に出席し、招致活動中の2023年女子W杯のプレゼンを行う必要があった。招致のライバル国であるブラジル、コロンビア、オーストラリア/ニュージーランド(共催)がプレゼンを実施するため、「これは休めない」(田嶋会長)と、JFA女子委員長の今井純子氏ら4人でUEFAの会議に出席した。当時、欧州では集団感染など深刻な状況になりつつあったが、参加者の大半は「みんながかかってしまうぞ」「でも、かかった方が(抗体ができるので)いい」という雰囲気だったという。

 だが、田嶋会長らは危機意識があり、「食事の前に手を消毒。部屋に戻ってからうがいと手洗いを欠かさなかった」(田嶋会長)という。

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