Jリーグ再開はいったん白紙…命綱のDAZNマネーは大丈夫か

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 新型コロナウイルス禍で2月下旬から公式戦を中断しているJリーグ。

 3日に各クラブとウェブ上での臨時合同実行委員会を実施し、リーグ戦の再開を「いったん白紙に戻す」(村井チェアマン)ことになった。Jリーグは<J3は4月25日、J2は5月2日、J1は同9日>の段階的再開を目指していた。

 しかし、3日の実行委では「(3月末から)局面が変わってきた。4月末からの再開は極めて困難」(愛知医科大・三鴨教授)という専門家チームからの提言を受け入れる格好で「(再開予定から)1カ月以上の間隔を空けようと(各クラブと)合意した」と村井チェアマン。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。

「オンライン会議に参加した専門家チームのドクターの表情やコメントからも、ここにきてコロナ禍の深刻度が増していることが実感できた。村井チェアマンの『1カ月以上間隔を空ける』という決断は、スピーディーかつ適切だったと思う」

 それにしても欧米のサッカーシーンが<無期限の休止>となり、国内スポーツも再開のメドが立たない状況の中、Jリーグが<再開を熱望している>ことはヒシヒシと伝わってくる。何か込み入った事情があるのか?

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