マラソン競歩の札幌移転経費 IOC「一部負担」の小狡い計算

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「出すときは出す」

 そんなアピールとも取れる。

 国際オリンピック委員会(IOC)が24日、新型コロナウイルスの世界的な感染により、困難に直面している各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)や選手たちを支援するため、2530万ドル(約27億2000万円)を追加支出することを発表した。

 同日にはIOCが東京五輪マラソン競歩の札幌への開催地変更に伴う追加経費の一部を負担する方向で関係機関と最終調整していることも分かった。20億円程度と額は少ないものの、あっさり支払うようだが、当然と言えば当然だろう。

 IOCは昨夏まで東京都の暑さ対策を高く評価してきた。今年1月の東京都の発表によれば、2017~20年度の東京五輪の暑さ対策費は総額で302億円の見通しだった。ところが、昨秋酷暑のドーハで行われた世界陸上のマラソンと競歩で途中棄権者が続出すると、IOCは突如、東京五輪のマラソン、競歩の会場を札幌へ変更すると言い出し、東京都の強い反対を押し切って決着させた。変更はIOCの意思だから、それに伴う経費負担は全額とはいかないまでも、免れないと判断したのだろう。

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