Jリーガーは人身御供か「全員PCR困難」に元代表FWが異議

公開日: 更新日:

 Jリーグの理事会が19日に開催され、終了後に村井チェアマンがリモート記者会見を行った。再開時期については、22日のJリーグ臨時実行委員会で話し合われるといわれているが、いずれにしても再開へのハードルは高い。サッカー関係者の間では「Jリーグ特任理事である元日本代表FW播戸があるメディアのインタビューに答え、内容が<あまりにもまっとう過ぎる>と物議を醸している」ともっぱらである。その発言内容とは――。

<(11日の理事会で)再開前にJリーグの選手全員がPCR検査を受けるのは難しいという話になった。ドイツなどでは選手たち(全員)が受けている。Jリーグが国民の希望、娯楽面で重要な役割があると考えてくれているが、選手の気持ちが置き去りにされているのが嫌だった。希望を与えるためにリスクを背負ってやろうとしている選手たちに、最低限のリスクを軽減させることは必要ではないか>(要旨)

 再開されたドイツ・ブンデスリーガでは<シーズン終了まで選手、スタッフら全員に週2回のPCR検査を実施。陽性者が出た場合、保健当局の指示に従って隔離>とガイドラインにはっきり定められている。そうすることでブンデスリーガの選手は、新型コロナウイルスへの恐怖心を必要以上に抱くことなく、アグレッシブにプレーすることができる。だからこそ「Jの選手たちにPCR検査は必要不可欠ではないか?」と播戸氏はズバリ指摘したのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大