池江璃花子8.29復帰戦へ 注目は“開始0.6秒”のリアクション

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 元競泳女子日本代表のエースが復帰する。白血病を克服した池江璃花子(20)が11日、今月29日に行われる東京都特別大会(江東区・辰巳)に50メートル自由形でエントリーした。2019年1月以来、約1年7カ月ぶりのレースとなる。

 24年パリ五輪出場を目指す池江は当面の目標として、今年10月の日本学生選手権(同)への出場を掲げている。学生選手権に出場するには、復帰レースで日本水連が定める女子50メートル自由形の大会標準記録(長水路26秒86、短水路26秒49)をクリアする必要がある。同種目の長水路(24秒21)と短水路(23秒95)の日本記録を持つ池江にとって、大会標準記録の突破は難しいことではない。

 しかし、池江は今年3月に練習を再開したばかり。今月1日には所属する日大水泳部の男子部員の新型コロナウイルス感染が判明し、活動を自粛。その後10人を超える部員らが感染したもようだ。所属するスイミングクラブで調整していた池江は集団感染の心配はないものの、病み上がりで大会標準記録を突破するだけのパフォーマンスを求めるのは酷な話。それでも見どころはある。

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