ダルのサイ・ヤング賞に追い風 カブスに救援左腕加入は吉

公開日: 更新日:

 MLBのトレード期限が米東部時間31日午後4時(日本時間9月1日午前5時)に終了した。

 米国内での新型コロナウイルス感染拡大が続き、今季のポストシーズン(PS)開催は不透明。各球団ともトレードは控えるとみられていたが、意外にも活発に行われた。

 地区優勝、PS進出の可能性を残すチームが積極的な補強に動き、日本人所属球団ではダルビッシュ有(34)のカブスが、最終日だけでも3件のトレードをまとめた。

 今季のカブスは唯一、左の救援投手が手薄なことから、ダイヤモンドバックスからアンドリュー・チェイフィン(30=今季11試合で1勝1敗、防御率8・10)、ジョッシュ・オーシッチ(31=同13試合で1勝1敗、防御率5・74)の左腕2人に、タイガースからキャメロン・メイビン外野手(33)を獲得した。

 チェイフィン、オーシッチとも今季は結果を残せていないものの、左打者キラーとしての実績は十分。2018年以来、2年ぶりのPS進出を狙うカブスにとって救援陣の底上げにつながる可能性はある。

 ダルはリーグトップの6勝(1敗)の他、同2位の防御率1・47、52奪三振は同4位タイで、投手3冠を狙える位置に付けている。リリーフ陣強化で日本人初のサイ・ヤング賞受賞に追い風か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか