“泣き虫少女”の大坂なおみを変えた 恋人と敏腕マネの存在

公開日: 更新日:

■反差別の風潮を利用

 かつての「泣き虫少女」から脱皮して「女闘士」へと変貌を遂げたのは、ラッパーの恋人や、敏腕マネジャーの存在が大きいようだ。

「コート内外でサポートする所属事務所IMGで大坂のマネジャーを務めるスチュアート・ドゥグッド氏の作戦が功を奏しているのでしょう。大坂はW&Sオープンから黒人差別反対を唱え、今大会は銃撃被害に遭った黒人の名前を記したマスクをつけてコートに入場するなど、全世界に差別撤廃を訴えています。コートでは前哨戦の決勝を左太もも痛を理由に棄権し、今大会に備えた。これらは大坂1人でできることではなく、白人警官による黒人への暴行が社会問題化した米国の時流をうまくとらえた敏腕マネジャーによるプロデュースでしょう。コロナ禍に加え反差別の風潮を大坂のモチベーションアップにつなげたのです」(武田氏)

 ラッパーのYBNコーデー(23)との交際は順調。7月に白人警官による黒人射殺事件への抗議デモに参加した恋人が逮捕された際には自身のツイッターで「ただ抗議している人たちを逮捕するなんて、こんなのはクレージーだ」と、当局の対応を痛烈に批判した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?