山田哲争奪戦!最長7年40億円提示でソフトBに挑む燕の勝算

公開日: 更新日:

■プライドとモチベーション

 では、山田が来季の所属先を決める上で、何が決め手になりそうか。

「山田は28歳にして、約20億円の生涯年俸を稼いでいる。比較的、堅実志向で派手な生活を送っているわけでもない。お金だけにこだわるというより、いかに本人のプライドを満たしモチベーションが高まるかでしょう」とみている。

 球界OBはこう続ける。

ヤクルトは今季、球団史上最高額の年俸5億円を支払うなど、山田のことを尊重してきたものの、プロ野球選手の価値を測る物差しはあくまで条件。ソフトバンクがヤクルト以上の契約を提示すれば、名実ともに日本球界でトップになり、プライドは十分に満たされる。モチベーションに関して言えば、ヤクルトは2年連続最下位に低迷。本人も今季は開幕前から上半身のコンディショニング不良に悩まされ、94試合出場にとどまったが、なかなかモチベーションが上がらないことに悩んでいたそうです。10年間プレーしたヤクルトには愛着があり、居心地も良いが、ソフトバンクは戦力が豊富な常勝チーム。レベルの高い環境に身を置けるだけでなく、選手が揃っている分、むしろ自分のプレーや役割に専念できますからね」

 このオフの最大の目玉である山田争奪戦は、どっちに軍配が上がるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル