大砲助っ人DeNAソトにソフトB触手 ヤクルト山田哲と両天秤

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「国内FA権を取得したヤクルト山田哲人(28)以外の選手も、調査を進めているようです」

 球団OBがこう言った。

 ソフトバンクは15日のクライマックスシリーズ第2戦でロッテに連勝、日本シリーズ進出を決めた。すでにオフの補強にも動いている中、今季で2年契約が満了するDeNAの大砲助っ人のソト(31)の去就を注視しているという。

「昨季まで2年連続本塁打王を獲得し、今季も25本塁打をマークしたソトを巡っては、DeNAが残留交渉を行っている。ただ、ソトサイドは、米球界復帰や国内他球団への移籍も含め、検討しているようです。複数のメジャー球団が関心を示している上に、各球団はコロナ禍で新助っ人の調査が思うように進んでいない。『国内組』の助っ人の価値が上がる中、今季年俸1・85億円からの大幅増を求めているようです。DeNAは年俸1・5億円のロペスと同1・6億円のパットンが退団する可能性がある。2人合わせて3・1億円が浮くものの、国内外の争奪戦に発展すれば、少なくとも3年10億円規模の攻防になります」

ヤクルト山田の動向次第で…

 そこで、動向が注目されるのがソフトバンクだ。前出のOBが言う。

「ソフトバンクはヤクルトの山田獲得に乗り出すとみられるが、山田はヤクルトに残留する可能性もある。昨オフ、打線強化の目的で前ヤクルトのバレンティンを2年10億円で獲得したものの、打率・168、9本塁打と不発に終わった。デスパイネ、グラシアルと来季までの2年契約を結んでいますが、デスパイネに関しては、徐々に衰えを見せ始めている。ヤクルトの山田の動向次第では、ソト取りに本腰を入れる可能性がある」

 ソフトバンク以外では不動の一塁手が不在で、助っ人のパーラの去就が流動的になっている巨人の動きも気になるところ。大物助っ人の争奪戦が今後、本格化しそうだ。 

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