ロッテ2位 中森俊介の祖父はサンダル履きのままバック宙を

公開日: 更新日:

 入籍から3年後、兄弟の次男として産声を上げたのが中森だ。美幸さんは中森の出産後すぐ、船のエンジンなどを手掛ける鋳物メーカーに営業職の事務として再就職した。

 その頃、美幸さんの両親が他界。共に暮らす祖母(中森の曽祖母)の負担を減らすために、家事は当番制に。中森も家事全般をこなすようになった。美幸さんが「いつでも嫁に出せます」と笑いながら言うほどだ。

 幼少期から家庭の歯車となり、その過程で自立心も養われていった。

「小学1年くらいだと、翌日に使う教科書を母親と一緒に準備するじゃないですか。兄の方はそうでしたが、シュンは『自分でやるから』と嫌がったんです。大丈夫かなと心配で、夜中にこっそり中身をチェックしたのがバレて、怒られてしまったこともあります」(美幸さん)

■便所のスリッパをすべて整える

 福住小で児童会長、篠山東中では応援団長や生徒会長を務めた。

「勉強を強制したことはありませんが、成績は良かったです。学ぶことが好きなんでしょうね。それに、シュンはもともと野球の強豪校に一般入試から入るつもりでいたので、自分で目標から逆算して(勉強に)取り組んでいました」(美幸さん)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは