著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

シュミット・ダニエルが目指す独代表GKの“頼られるセーブ”

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 17年の仙台復帰後はコンスタントに活躍。森保日本発足後は代表の常連となり、19年7月にはベルギー移籍を決断した。

「シンプルにGKとしてレベルアップできるチャンス。一番重要な仕事で課題でもあるセービングに磨きをかけたい」と思い切って異国へ赴いた。

 昨季は序盤から定位置をつかみ、順調なスタートを切ったが、年明けに負傷。復帰に半年を要した。新型コロナ禍で国内リーグが打ち切りになったのは幸いだったが、今季は先発入りできず、10月の代表活動時点ではクラブでの出場はゼロ。試合勘が不安視された。

 それでもコートジボワール戦での活躍が認められ、クラブで定位置を奪回。満を持して11月の代表戦に挑んだはずだったが、メキシコ代表のエースFWヒメネスらの決定力に沈む形になった。

「ノイアー(バイエルン=ドイツ代表)のクラスになるとチームに頼られるセーブを見せている。『ここは止めてほしい』という場面を防げるGKにならないとダメだと思います」


 メキシコ戦の2失点はいい教訓。日本人規格をはるかに超えた大型守護神は自らを鼓舞し、成長を続けていく。

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