著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

酒井宏樹「ポジティブな佑都君からいい刺激をもらってる」

公開日: 更新日:

酒井宏樹(マルセイユ・DF・30歳)

「本当に(空白期間が)長過ぎて日本代表活動自体が実感できなかった」

 約1年ぶりに10月の森保日本オランダ遠征に参加、コロナ禍の再開に喜びを噛み締めた。カメルーン戦のみの出場だったが、老獪なプレーを印象付け、同僚・長友佑都(34)との初共闘となったオーストリア遠征2連戦に弾みをつけた。

 酒井の2020年は浮き沈みの激しい時間になった。3月に左足首の骨片除去の手術、直後に新型コロナウイルス禍が拡大してロックダウンに見舞われ、フランスリーグは打ち切りが決定した。その間に30代に突入して迎えた新シーズン。日本代表の先輩・長友が移籍してきた。

「本当にモチベーション高くやっていますし、佑都君は特にポジティブなので、いつもいい刺激をもらっている。一緒にいられて光栄です」

 それは森保一監督も同じ。日本代表の左右のSBが同じチームでプレーしていれば、連係面のすり合わせもしやすくなる。前向きな環境の中、彼は今季に挑み始めた。

 その矢先の9月13日、一大事が起きる。パリSGのネイマールと僚友アルバロ・ゴンサレスが激しい罵り合いを展開。ネイマールが酒井に向かって「クソ中国人」と暴言を吐いたとスペインメディアに報じられたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束