元レスリング代表・甲斐友梨さんは今「着やせの神様」に

公開日: 更新日:

 ファッションの基本から学ぶため、27歳の甲斐さんは都内の専門学校に入学。

「ところが、デザイナー志望の私には不向きな学科だったことに入学後に気づいて、デザイン画の授業以外は受講せず、結局中退」

 その一方で、生活費を稼ぎ販売スキルを学ぶため、約3年間、時給850円のアパレル販売員になった。

「店が売りたい服ではなく、本当にその人に似合う服を」

 そんな信念が顧客の共感を呼び、売り上げは伸びた。上司も高く評価してくれた。

 人生の伴侶と巡り合ったのは地元のお祭り。ボランティアで子供相手の屋台を仕切っていた。

「三十路のデザイナーとしてはなんの実績もない私の夢を、真剣に聞いてくれたのが彼でした。で、14年2月に結婚。自分の仕事を辞めて手伝ってくれることになりました」

 事業資金は“創業融資”という制度を活用して600万円を確保。これに自己資金150万円を加え、晴れて15年10月に会社を立ち上げた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?