リオ金シルバ欠場も柔道女子57kg級は日本勢に追い風吹かず

公開日: 更新日:

 それだけではない。世界ランキングの1位はジェシカ・クリムカイト(24=カナダ)。2位は17年にカナダ国籍を選択した出口クリスタ(25)。この2人の代表争いにも注目しているという。

「山梨学院大学を卒業した出口は、高校時代から芳田のライバル関係。19年の世界選手権の決勝では芳田を破っています。互いに手の内を知り尽くしている出口がカナダ代表に選ばれたら、芳田はやりにくいはずです」(野瀬氏)

 伏兵も加わる。北朝鮮のキム・ジンア(24)だ。芳田は18年の世界男女混合でキムを倒したが、そのキムは翌年の青島マスターズの2回戦で芳田の宿敵である出口を下している。

「芳田にはメダルを取れる実力が十分備わっていると思います。しかし、大混戦の57キロ級です。金を取れるか否かは、これから五輪までの仕上げ方と、接戦を勝ち抜く精神面がカギです」(野瀬氏)

 金メダルまでの道のりは平坦ではないようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった