「橋本聖子会長」誕生で露呈…組織委理事会は単なるお飾り

公開日: 更新日:

 波乱なく、あっという間に承認された。

 18日、橋本聖子五輪相(56)の会長就任を正式決定した東京五輪・パラリンピック組織委員会は、同日の正午すぎに理事会を開催。候補者検討委員会によって推薦された「橋本案」を1時間足らずの会議で認めると、それを受けての動きも早かった。午後2時すぎに開いた臨時評議員会で、橋本氏を会長就任の前提となる理事に選任。わずか20分の早業で、午後4時すぎに始まった2回目の理事会はたった数分で「橋本理事」の会長就任を正式決定した。

【写真】この記事の関連写真を見る(09枚)

 女性蔑視発言で辞任した森喜朗前組織委会長の後任を巡っては、「政府の介入」「密室人事」と批判が噴出した。橋本氏は世界からNOを突き付けられた森前会長の「娘」を自任。院政の懸念も指摘されているにもかかわらず、理事会も評議員会も紛糾することなく終了。「全会一致」で混迷の幕を引いた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり