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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<広島編>経営は火の車…クラウンドファンディングで支援を

公開日: 更新日:

 城福浩監督体制4年目を迎える広島。ここまで2、6、8位と順位を落としてきた。2021年は優勝しかない。そのためにも昨季46得点の攻撃を強化し、37失点の守備を強固にする必要がある。鹿児島キャンプでは松本、磐田、山形のJ2勢に完勝。良い仕上がりで27日の開幕・仙台戦を迎える。

「仙台の手倉森誠監督は策士。臨機応変な対応をして貪欲に勝ち点3を追い求める姿を見せたい」

 23日の公式会見で城福監督は目をギラつかせて言った。就任1年目は好発進しながら川崎に王者をさらわれ、2年目の19年も序盤首位につけながら失速。3年目の昨季も頂点をつかめなかった。

 鹿児島キャンプでの練習試合3戦では、大願成就できそうなチーム完成度の高さを見せつけた。

 6日の松本戦は8―1で圧勝。敵将の柴田峡監督が「質と頭の回転の速さが違う。プレスをかけにいってもワンタッチするだけの彼に流れを変えられてしまう」と大黒柱MF青山敏弘の仕事ぶりを絶賛。

 当の本人は「攻撃回数はもっと必要。僕の理想は(佐藤)寿人さん。前線がその領域に行けば、自分も刺激を受けてさらに伸びる」と昨季限りで引退した名FWをイメージしながら、浅野雄也やヴィエイラらFWに要求を続けると言う。

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