レッドソックス澤村拓一の方が山口俊より期待できる根拠

公開日: 更新日:

 そもそもブルージェイズの首脳陣は山口の起用法を間違えた。登板1試合目も2試合目も、延長十回のタイブレーク。ピンチを迎えると滝のような汗を流す山口を、いきなり失点が許されない場面でマウンドに送り出した。山口の性格を把握していれば、まず、プレッシャーのかからない場面で使い、自信をつけさせるべきだった。性格を把握できていなかったとすれば、明らかな調査不足だ。

■出どころが見やすい

 すでに今季年俸の3億3000万円は保証されている。失うものはないわけだから、どんな局面だろうと思い切って腕を振れるようになるかもしれない。しかし、山口は澤村ほど球威や球速があるわけではないし、メジャーで決め球として通用するのはスプリット以外にない。これでは先発は厳しいうえ、山口にはボールの出どころが見やすいという欠点がある。

 ジャイアンツはすでに先発が5人そろっているし、ブルペンの残り1枠を4、5人で争うことになるだろうが、前途は厳しいと言わざるを得ない。

メジャーリーグ覆面スカウト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 2

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  3. 3

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  4. 4

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機

  5. 5

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  1. 6

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  2. 7

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  3. 8

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  4. 9

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  5. 10

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?