白鵬「年1横綱」化は待ったなし それでも引退できないワケ

公開日: 更新日:

 某親方が「白鵬はまだまだ引退できない事情がある」とこう話す。

■師匠は再雇用希望

「引退後の年寄名跡、俗に言う親方株問題です。今は空き株がほとんどありませんからね。横綱特例として引退後5年間は四股名のまま親方になれるが、5年の間に株を取得できなければ親方廃業です。白鵬にとって一番いいのは、師匠から名跡を継ぐこと。宮城野親方(元前頭竹葉山)は63歳。来年8月に65歳で定年を迎えますが、再雇用制度を利用して70歳まで親方を続ける意向だと聞いている。つまり、白鵬が『宮城野』の名跡を手に入れるためには、最低でも来年8月までは石にかじりついてでも現役を続けるしかない。宮城野親方が65歳になったら自身も引退し5年間『白鵬親方』として勤務。師匠が70歳で退職した後、名跡を譲り受けるしかない」

 ただし、再雇用制度で定年を延長した親方は部屋を持てないし、横綱特例で株を保有していない場合も同様だ。必然的に宮城野親方の65歳定年と共に宮城野部屋は閉鎖。白鵬は他の部屋に移籍となるものの、そこは「銀座にガラス張りの部屋をつくりたい」と言っていた男。宮城野部屋の建物に未練なんてないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで