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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

米中対立激化はスポーツ界に影響 対岸の火事では済まない

公開日: 更新日:

 ましてや、中国への進出の点でNBAの後れを取り、2000年代に入ってから機構が率先して市場の開拓に努めながら成果に乏しいのが大リーグである。

■棒球協会との関係

 それだけに、例えば米中対立の激化によって中国棒球協会との関係が断絶するだけで、大リーグの中国進出は拠点そのものを失いかねない。一方で中国市場への参入を優先して親中路線に傾斜すれば、米国内で大リーグの立場が問題視される可能性さえ生じる。

 中国との関係が浅い大リーグだからこそ、米中対立の影響に敏感にならざるを得ないのである。

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