羽生結弦「跳べないと一生満足できない」4回転半への執念

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■「世界で最も近い」

 高難度の4回転半はジャンプの失敗だけでなく、ケガのリスクもつきまとうが、スポーツライターの梅田香子氏はこう言う。

「前人未到の4回転半に世界で最も近いのが羽生選手であることは間違いありません。第一人者の彼が跳ぶことに意味があり、それがモチベーションになっている気持ちも理解できる。北京五輪で4回転半にチャレンジするかどうかは現時点ではわかりませんが、五輪3連覇を達成するうえでは先の世界選手権で3位に終わったことはむしろ、プラスになるとみています。羽生選手は本当に負けず嫌い。04年の全日本ノービス選手権で優勝したが、翌年の同大会で2位になると、多くの人がいる前でワンワンと声を上げて悔し泣きをしていた。その悔しさを糧にして、07年にトップに返り咲き。負けて強くなる選手ですから」

 15日に世界国別対抗戦が開幕するが、来年の北京の大舞台で4回転半を着氷すれば五輪3連覇の偉業もおのずとついてくる。

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