羽生結弦「跳べないと一生満足できない」4回転半への執念

公開日: 更新日:

■「世界で最も近い」

 高難度の4回転半はジャンプの失敗だけでなく、ケガのリスクもつきまとうが、スポーツライターの梅田香子氏はこう言う。

「前人未到の4回転半に世界で最も近いのが羽生選手であることは間違いありません。第一人者の彼が跳ぶことに意味があり、それがモチベーションになっている気持ちも理解できる。北京五輪で4回転半にチャレンジするかどうかは現時点ではわかりませんが、五輪3連覇を達成するうえでは先の世界選手権で3位に終わったことはむしろ、プラスになるとみています。羽生選手は本当に負けず嫌い。04年の全日本ノービス選手権で優勝したが、翌年の同大会で2位になると、多くの人がいる前でワンワンと声を上げて悔し泣きをしていた。その悔しさを糧にして、07年にトップに返り咲き。負けて強くなる選手ですから」

 15日に世界国別対抗戦が開幕するが、来年の北京の大舞台で4回転半を着氷すれば五輪3連覇の偉業もおのずとついてくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル