32年ブリスベン“超スピード内定”が証明した五輪人気の凋落

公開日: 更新日:

「このコロナ禍でIOCの傲慢さや横暴が次々と露見。IOCのバッハ会長は『ぼったくり男爵』とコキ下ろされた。32年夏季五輪を巡っては、19年ごろまでは『インドネシアと韓国・北朝鮮がアジアで招致合戦か』なんて言われていたが、コロナでお祭りムードは消滅。世界中が日本が東京五輪開催に苦慮しているのも見ている。IOCとしては『豪州に逃げられないうちにサッサと決めてしまえ』というのが本音でしょう」(大会関係者)

■4カ国の“ルーティン開催”も

「お・も・て・な・し」と笑顔でスピーチし、開催決定に抱き合って喜んでいたのも今は昔。「IOCにぼったくられてはたまらない」と言わんばかりに、世界中でますます五輪離れに拍車がかかるのではないか。

 今回、優先候補となった豪州はIOCのコーツ副会長の出身国。五輪は今後、バッハ会長の出身であるドイツや、IOC本部が置かれるスイス、IOCのドル箱として莫大な放映権料を支払うNBCがある米国による4カ国の「ルーティン開催」になるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償